リップスライム活動休止の真相とは?確執と脱退劇の裏側&現在の全貌
2000年代初頭、日本の音楽シーンに鮮烈なポップ・ラップの風を吹き込み、「楽園ベイベー」や「熱帯夜」など数々のアンセムを世に送り出したHIP HOPグループ・RIP SLYME(リップスライム)。軽妙洒脱なマイクリレーと圧倒的な大衆性で平成のカルチャーを牽引した彼らですが、2018年に突如として公式サイトを閉鎖し、事実上の活動休止状態へと突入しました。
その後、水面下で進んでいたメンバーの脱退劇や深刻な人間関係の亀裂が次々と表面化し、ファンの間に大きな動揺が広がりました。2022年には3人体制での再始動を果たしたものの、かつて黄金期を築いた5人の絆に何が起きていたのか、その経緯には今なお多くの関心が寄せられています。公式発表の裏側に隠された事実、脱退したPESやSUの動向、そして2026年現在のリアルな活動状況まで、報道資料と当事者たちの発言からその全貌を紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2018年の活動休止はSUの私生活のトラブルが直接の引き金となったが、根本には制作負担の偏重と長年にわたる人間関係の歪みが存在していた。
- 要点2:PESはグループ活動休止以前の2017年9月にすでに脱退しており、後に明かされたメンバー間の対話拒絶や確執の告白が大きな波紋を呼んだ。
- 要点3:現在はRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名で精力的にライブ・音源制作を展開し、PESとSUはそれぞれ独立したソロ活動を継続している。
【全真相】リップスライムが活動休止に至った本当の理由と脱退劇の裏側
RIP SLYMEが活動休止へと追い込まれた直接のきっかけは、2017年4月に報じられたSUの不倫スキャンダルでした。この騒動により、グループが出演を予定していた大型野外フェスへの出演キャンセルやレギュラー番組の終了が相次ぎ、グループとしての表立った活動は完全にストップしました。
そして2018年10月31日、グループの公式サイトが突如閉鎖され、ファンクラブも運営を終了。公式発表において「活動休止」という明確な言葉は避けられたものの、メディア各社は「事実上の活動休止・解散状態」と大々的に報じました。直後にSUが自身のSNSで「すべての責任は私にあります」と謝罪文を投稿したことで、世間は「SUの不祥事によるグループの連帯責任」と受け止めました。
しかし、事態の本質は単なるスキャンダル対応にとどまりませんでした。実はこの公式発表よりも1年以上前の2017年9月の時点で、MC兼メインコンポーザーを務めていたPESがグループを脱退していたという衝撃の事実が後に判明します。表舞台での活動休止発表以前に、グループ内部のバランスはすでに崩壊を迎えていました。
RIP SLYMEの楽曲において、キャッチーなメロディラインやサビのボーカル、トラックの構成に深く関わっていたPESへの制作負荷は、長年にわたり極めて重いものでした。商業的な成功とタイアップのプレッシャーが続く中で、「音楽制作を主導するメンバー」と「パフォーマーとしてのメンバー」との間に生じた意識の乖離が、修復不可能なレベルまで拡大していたことが根本的な要因と見られています。

泥沼の確執と「いじめ」噂の真相|PESの告白と残されたメンバーの対応
水面下に潜んでいた内部崩壊が決定的な形で世間に知れ渡ったのは、活動休止から約3年が経過した2021年秋のことでした。公式SNSで3人(RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYA)がグループのインスタライブを実施した際、ファンから「PESくんは来ないんですか?」というコメントが殺到。これに対し、PESが自身のTwitter(現X)で放った告白がインターネット上を大きく揺るがしました。
PESは、自身が2017年にすでに脱退していた事実を公表するとともに、「20年間、足を引っ張られ、嫌がらせを受け続けてきた」「話し合いを求めても逃げられ、コミュニケーションを拒絶された」という旨の痛切な胸中を吐露。「知人関係を完全に解消したい」とまで踏み込んだ発言は、長年“仲良しグループ”として認知されていたRIP SLYMEのイメージを根底から覆すものでした。
この告白を受けて、ネット上では「メンバー内でのいじめ」「壮絶な仲間はずれ」といった憶測が急速に広まりました。かつての爽やかで自由なグループ像とのギャップに、多くのファンが困惑と失望の声を上げることとなります。
事態を重く見たRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名は、2021年11月にYouTube上で謝罪動画を公開。「自分たちの不甲斐なさや配慮の欠如により、PESを追い詰めてしまった」と深々と頭を下げ、コミュニケーション不足と関係修復の機会を逸したことに対する反省を述べました。しかし、双方の主張の溝は埋まることなく、決定的な決裂として記録されることになりました。
【データ比較】歴代メンバーの変遷と2026年現在の活動ステータス一覧
5人組として一時代を築いたRIP SLYMEは、メンバーの脱退と体制変更を経て、2026年現在それぞれ異なるフィールドで活動を展開しています。各メンバーの当時の役割と、現在のステータスを整理した客観的データは以下の通りです。
| メンバー名 | 旧体制での主要役割 | 離脱時期・現在の所属 | 2026年現在の活動状況・編集部評価 |
|---|---|---|---|
| RYO-Z | リーダー、メインMC、広報・フロントマン | RIP SLYME(現体制) | 3人体制の牽引役としてライブ、客演、ラジオパーソナリティ等多方面で精力的に稼働中。 |
| ILMARI | MC、ビジュアルフロント、モデル | RIP SLYME(現体制) / The Beatmoss | RIP SLYMEの活動に加え、バンド活動やアパレル・プロデュースなど独自の表現を継続。 |
| DJ FUMIYA | DJ、メインサウンドプロデュース、トラックメイカー | RIP SLYME(現体制) | 新生RIP SLYMEの全楽曲プロデュースを担当。クラブDJや他アーティストへの楽曲提供も多数。 |
| PES | MC、メロディ・トップライン制作、ソングライティング | 2017年9月脱退 / 完全ソロ | ソロアーティスト・プロデューサーとして自立。独自の世界観で音源リリースとライブを継続。 |
| SU | 低音ボイスMC、ダンスパフォーマンス、キャラクター性 | 2018年脱退 / 個人活動 | DJ活動、イベント出演、YouTubeやファッション分野でフリーランスとしてマイペースに活動。 |

【実態検証】3人体制での再始動に対するファンのリアルな声と評価
2022年4月、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3名は「新生RIP SLYME」として配信シングル「Humanity」をリリースし、約5年半ぶりとなる本格的な活動再開を果たしました。全国各地の夏フェス出演やワンマンツアー、YouTubeチャンネルの開設など、3人のアグレッシブな姿勢は大きな注目を集めました。
現場のリアルな反響を検証すると、ファンの受け止め方は大きく二分されています。
音楽フェスやライブ現場においては、「青春時代の名曲を再び生で聴ける喜び」「3人になってもDJ FUMIYAのビートとRYO-Z・ILMARIのマイクスキルは健在」といった熱狂的な歓迎の声が目立ちます。特にフェスシーンにおける圧倒的な盛り上げ力は衰えておらず、新規の若いリスナー層も獲得しています。
その一方で、往年のファンコミュニティ(SNSや知恵袋、音楽掲示板など)では、「PESの繊細なフックとSUの重低音が抜けたことによる音の軽さ」「過去曲を3人で歌い分ける際の違和感」を指摘する声も根強く存在します。PESが担っていたキャッチーな歌メロと、SUの唯一無二のキャラクター性がグループの核であったと感じていたファンにとって、脱退の経緯も含めて完全に割り切ることは容易ではないのが実情です。
脱退メンバーの今|SUとPESそれぞれの現在地とソロ活動の動向
RIP SLYMEを離れた2人のメンバーは、それぞれ異なるアプローチで音楽と向き合っています。
PES:ソロ表現者としての確立とクリエイティブの深化
グループを離脱したPESは、自身のレーベルやプロジェクトを通じてソロ活動を本格化させています。ヒップホップの枠にとらわれず、サーフミュージック、シティポップ、アコースティックサウンドを融合させたオーガニックな楽曲をコンスタントに発表。他アーティストへの楽曲提供やプロデュース業も精力的にこなしており、「グループという制約から解き放たれ、本来やりたかった自由な音楽制作を追求している」と高く評価されています。
SU:どん底からの再起と独自のライフスタイル発信
2017年の騒動と2018年の離婚を経て表舞台から一時姿を消していたSUですが、近年はDJとしてのクラブイベント出演や、ファッション・カルチャー関連のアンバサダー、YouTube企画などに出演。かつての華やかなメジャーシーンとは異なるインディペンデントな立ち位置で、持ち前の洒脱なキャラクターを活かした活動を展開しています。3人体制のRIP SLYMEともPESとも一定の距離を保ちつつ、マイペースな活動スタイルを確立しています。

【プロの結論】クリエイティブ集団の「共依存と境界線」から学ぶ組織の教訓
RIP SLYMEの歩んだ軌跡は、日本の音楽史における輝かしい成功例であると同時に、「幼馴染や仲間うちで結成されたクリエイティブ組織が直面する構造的リスク」の典型例でもあります。
心理学および組織論の視点から見ると、彼らの間に生じた問題は「心理的バウンダリー(境界線)の喪失」と「役割の固定化によるバーンアウト」に集約されます。
インディーズ時代からの友人関係をベースにする集団は、初期には阿吽の呼吸で爆発的な推進力を生み出します。しかし、メジャーシーンでの巨大な商業的成功と多額の資金が動くプロフェッショナルな環境に移行した際、「友達感覚」が災いして業務上の不満や制作負荷の偏りを論理的に是正するシステムが機能しなくなります。
「言わなくても分かるはず」「仲間だから耐えてくれる」という甘えが特定のメンバー(この場合は楽曲制作を牽引したクリエイター)に過剰な負担を強いることになり、結果として感情の臨界点を超えたときに修復不可能な決裂を招いてしまいます。
【組織・チーム論としての判断基準】長期的関係性を維持できる集団・破綻する集団
この教訓は、一般的なビジネスチームや共同創業者間のパートナーシップにもそのまま当てはまります。
- 健全に持続するチームの条件:役割分担と貢献度が透明化されており、友人関係であってもビジネス上の明確な「契約と対話のルール(心理的境界線)」が引かれている組織。
- 破綻リスクが高いチームの条件:「ノリや絆」を理由に特定の個人にクリエイティブや実務の負担を押し付け、不都合な摩擦から対話を放棄して逃げてしまう組織。
【リップ スライム 活動 休止】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIP SLYMEが2018年に活動休止した最大の理由は何ですか?
A1:表向きのきっかけは2017年に報じられたSUの不倫スキャンダルによる出演キャンセル等の余波でしたが、本質的にはそれ以前から起きていたPESの脱退(2017年9月)と、メンバー間における長年の制作負担の不均衡・人間関係の悪化が重なったことによる内部崩壊が最大の原因です。
Q2:PESが主張した「いじめ」「嫌がらせ」の真相はどうなっていますか?
A2:PESはSNS等で長年の精神的負担や対話拒絶を告白しました。これに対し残るメンバー側も2021年に謝罪動画を公開し、配慮の欠如やコミュニケーション不足があったことを認めています。法的な争いには至っていないものの、両者の信頼関係は完全に破綻しており、現在も関係修復には至っていません。
Q3:今後、オリジナルメンバー5人で完全復活・再結成する可能性はありますか?
A3:極めて低いと見られています。PESが「知人関係の完全解消」を明確に宣言していること、また残るメンバーが3人体制としてのRIP SLYMEを正式に軌道に乗せていることから、5人揃ってのステージ再現は現実的ではありません。
Q4:2026年現在、RIP SLYMEはどういう形で活動していますか?
A4:RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人体制で活動を継続しています。新曲のリリースやライブツアー、各種大型音楽フェスへの出演など、精力的なパフォーマンスを全国で展開しています。
まとめ:解散ではない休止と再始動が問いかける「グループの生き方」
RIP SLYMEが辿った活動休止とメンバー脱退のドラマは、多くのファンに切なさを残しました。しかし、無理に関係性を取り繕って形骸化させるのではなく、それぞれが痛みを伴う決断を経て自らの人生を選び直した結果とも言えます。
2026年現在、3人で歴史を守りながら進化を続けるRIP SLYME、独自の音楽性を研ぎ澄ますPES、そしてマイペースに表現を続けるSU。形は変わっても、彼らが平成のカルチャーに残した数々の名曲の輝きと、現在進行形で生み出されるそれぞれの新しい表現は、今もリスナーの心を惹きつけて止みません。 (出典: リップ スライム 活動 休止(Yahoo!ニュース))